エネルギー回収

グリーストラップに溜まった油分から、重油相当のカロリーを持つ再製油(動植物油)を生成します。農業ハウスの暖房や発電など、長野市バイオマス産業都市構想に基づいたさまざまな利用が期待されています。

20年来の研究が実り「やっかいもの」が「資源」に変身!

20年来の研究が実り「やっかいもの」が「資源」に変身!

エネルギー回収事業は、当社が長野市バイオマス産業都市構想にエントリーして着手した新規事業です。これまで洗浄するのが困難なため「やっかいもの」扱いされてきたグリーストラップに溜まる「油脂」。当社では20年ほど前から、この油脂を分離・精製して再生エネルギーとして利用することができないか研究を続けてきました。
その結果、重油相当のカロリーを持つ再製油(動植物油)を製造することに成功しました。再製油は現在重油の代替燃料としてボイラー施設で利用しています。

農業ハウス、発電システム、養殖、微生物活性…

再製油は自社内でエネルギー源として活用する他、長野市バイオマス産業都市構想に基づいて地域での利用を進めていきます。現在考えられている利用方法としては…

  • 農業用ハウスのバイオマス燃料…例えばブドウ栽培のハウス暖房に利用。
  • 山間地用発電システム…小型タービンとバイオマス燃料をセットにして、電力を供給。
  • 魚の養殖用熱源…例えばウナギやチョウザメなど、温度管理が必要な魚の養殖用熱源。

など多様なものがあります。将来的にはこれらを組み合わせて「長野市モデル」として全県・全国に普及させていきたいと考えています。

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